雪晴れの青空が気持ちのいい新年を迎えましたが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。1月は1年の中で最も寒いと言われる季節ですが、寒い季節だからこそ、しっかりと身体を温めて元気に過ごしたいところですねよね。冷えを感じる原因には、気温などの環境的要因のほか、筋肉不足、運動不足、自律神経の乱れ、そして胃腸冷えといった内的要因があります。そのような内側からやってくる冷えには食事による体温上昇が効果的です。その一方で日本では年間522万tの食べものを廃棄している現状があります。
そこで、今回は「今日からはじめるエコライフ〜食べもの編〜」として、ご家庭での「食品ロス」を減らしつつ、お得に元気に身体を温める方法をご紹介いたします。
食品ロスを防いでも、長時間火を使ったり、水を沢山使ったり、エネルギーをロスしてしまっては本末転倒です。また、忙しい毎日の中でなるべく手間はかけたくないところです。そこで重視したいのは「食品ロスが少ない」「省エネ」「手軽である」ことです。
省エネ調理のポイントは@薄く、小さく切る Aふたをする B食材の下ゆでは電子レンジで C煮込み料理には圧力鍋を使う などがあるので、ぜひお試し下さい。
身体を温めるためには、なんといってもエネルギーを生み出すための食事が重要です。でも、朝から食欲がわかない、朝ごはんを作る時間がとれないことも多いのではないでしょうか。そんな時には食べやすく身体も温まるスープがおすすめです。
@ | キャベツ、レタス、きのこ、ベーコンなどお好みの具材を小さめに切る。卵を入れる場合は爪楊枝で3か所穴をあける。 |
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A | 水200ccと↓を耐熱容器に入れる。 中華スープなら:鶏ガラスープの素-小さじ1、めんつゆ-小さじ1/2、ごま油-小さじ2 洋風スープなら:コンソメ-小さじ1/2〜1、塩-少々、こしょう-少々 和風スープなら:顆粒だし-小さじ1/2、塩-少々、めんつゆ-小さじ1/2 |
B | 電子レンジ(600W)で2分加熱し様子を見ながらさらに1分加熱して完成。 手でちぎれる野菜や、乾燥ワカメを使用するとより手軽になります。 |
野菜くずなど捨てがちな食材の利用方法の中でも一番手軽で活用しやすい「ベジブロス」をご紹介します。カレー、汁物、煮物のだし汁など、様々な料理に使うことができます。
野菜のヘタや皮、切れ端など-250〜300g、水-1000ml、酒-小さじ1
@ | 野菜はしっかりと水洗いして水けをきる。 |
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A | 圧力鍋に水・野菜・酒を入れて蓋を閉める。 |
B | 低圧で火にかけ、 沸騰したら火を止める。そのまま余熱で圧力が下がるまでしばらく置く。 |
C | 圧力が下がったらふたを開けて、ざるでこして完成。 圧力鍋がない場合は中火で20分ほど煮こみましょう。圧力鍋があれば短時間でエネルギーのロスも少なく美味しい料理が出来上がるので、購入を検討してみるのも良いでしょう。 |
調子が悪い時、何をするにもしんどい時などには電子レンジやトースターを活用しましょう。
お好きなきのこ、細目に切ったニンジン、豚肉100g
@ | きのことニンジンを豚肉で巻く。 |
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A | 耐熱皿に並べ、焼き肉のたれをかけてふんわりとラップをする。 |
B | 500Wレンジで6分加熱して完成。 |
鮭-1切れ、めんつゆ-小さじ2/1、バター-1欠け
@ | アルミホイルに鮭をのせ、めんつゆをかけて、バターをのせて包む。 |
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A | トースターで焼いたら完成。 余力があれば鮭の下に薄切りにした玉ねぎを入れておくと栄養面もバッチリです。 |
キャベツ・もやし・ブロッコリーなどお好みの野菜、ツナ缶-1缶、カレー粉-大さじ2、しょうゆ-小さじ1、塩・こしょう-少々
@ | 耐熱容器にお好みの野菜とツナ、調味料をいれて混ぜる。 |
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A | 600Wのレンジで6分加熱する。 |
B | 野菜に火が通っているか様子をみて1分ずつ加熱して完成。 |
今回は「今日からはじめるエコライフ〜食べもの編〜」をご紹介しました。食品ロスや調理に伴うエネルギーロスを少なくするのには、特別な設備はあまり必要ではありません。家での調理の時、そして食べ物を買う時やお店で食べる時にも食品ロスを意識することが大切です。
環境に関する問題は様々ありますが、1つ1つを自分も関わっている問題として捉え「いつかやろう」から「今日からはじめる」気持ちに切り替えていきましょう。そうすればきっと素敵な毎日は、今日から始まっていきますよ。
新年も元気に楽しくおうち時間を過ごしましょう。