山々が新緑に彩られ、初夏の風が爽やかに感じられる季節になりました。外レジャーにピッタリの季節ですが、まだまだコロナとのお付き合いも続きそうな状況なのがツライところです。そんな中でも、こどもと一緒に連休の特別感を味わいたい、なんて思いを抱く方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は「おうちレジャーを楽しむ方法」をご紹介いたします。
連休のメリットは何といっても時間が沢山あることです。遠くに出かけることも楽しいですが、おうちであっても、こどもたちと楽しい時間を共有すれば、何気ない日常の一コマがかけがえのない思い出や体験に繋がります。重要なのは、少しだけで良いので「いつもと違う体験」をしてみることです。
準備が必要なちょっと凝った遊びに挑戦できるのは連休ならではです。宝探し遊びは単純にものを隠して探す遊びから、隠し場所になぞなぞやクエストを書いた紙を置いて、課題を達成しながらゴールの景品を発見できるようにするなど、発達の段階に合わせて幅広く楽しめます。隠された宝を探すのはいくつになってもワクワクするもの。こどもは勿論、大人であっても夢中になれる遊びです。配役を決めて、脱出ゲームのように世界観に浸って遊ぶのもオススメです。いつも過ごしているお部屋が特別な冒険の舞台になれば、きっと思い出に残ります。
お庭やバルコニーなど、おうちに広めの外空間がある人にオススメなのがこの遊びです。塩の性質を利用して、理科の実験のように楽しく短時間でアイスを作ることができます。
【用意するもの】①キャップ付きのアルミ缶 ②牛乳200cc ③砂糖40g ④生クリーム50cc ⑤塩200g ⑥氷600g ⑦ビニール袋
アルミ缶に牛乳、砂糖、生クリームを入れてよく振ります。ビニール袋に氷と塩を入れてよく混ぜ、アルミ缶を入れてぐるぐる回転させ、アルミ缶を振ったときに音がしなくなれば完成です。ビニール袋は二重にして、タオルを巻くと破れにくくなります。缶をハサミで切ってお皿に盛れば完成です。自分で作ったアイスをおやつに連休を楽しんではいかがでしょうか。
何かを世話して育てるのは癒しに繋がります。連休という限られた時間で育てるのであれば酵母菌をオススメします。酵母菌はレーズンやリンゴなどのフルーツを利用して育てることができ、お肉料理やスープ、自家製パンに使うことができるので、連休のごちそうにピッタリです。
【用意するもの】①フタつきビン ②ミネラルウォーター ③フルーツ
ビンの1/3程度までフルーツを入れ、フタ下までミネラルウォーターを入れます。ビンのふたをしっかり閉めたらよく振ります。1日1～2回ほどよく振り、フタを開けて空気を入れ替え、1週間ほどで完成です。毎日の変化を観察し、世話をしていると愛着もわいてきますよ。毎日の少しの手間で、天然酵母のこだわりの一皿を楽しめば、連休の特別感を味わえます。
さて、今回は「おうちレジャーを楽しむ方法」についてご紹介しました。こどもと一緒の時間が沢山とれるのは素敵なことですが、一緒にいる時間が増えれば、その分モヤッとすることもでてくると思います。そんな時は、自分の目線をとことん下げることをオススメします。ごろんと横になって赤ちゃんぐらいの目線から見上げてみると、普段とは違うこどもの世界が見えてきます。テーブルの下のワクワク感、ソファーの隙間の楽しさ。そして、できることが増えていっているこどもの成長…。そこまで育ったこどもと、育てている自分を褒める時間を沢山とってみて下さい。連休はいつもより頑張れてしまう時間でもありますが、こどもに「ベストな体験」をさせたいと気を張りすぎると、連休明けに疲れが残ってしまうので、いつもより少しだけ「ベターな体験」を心掛けると良いでしょう。どんな過ごし方をしても、みんなで笑いあえた時間があれば十分に特別な時間になります。
皆様が元気に、連休も楽しくおうち時間を過ごせることを願っております。
